診療コラム

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鮮血便は「痔」だと思い込んでいませんか?専門医が大腸検査を勧める理由

「トイレで真っ赤な血を見て驚いたけれど、痛みがないからきっと痔だろう」 「市販の塗り薬(ボラギノールなど)を使ったら出血が止まったから、病院に行くほどではない」

広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックはオフィス街に位置しているため、働く世代で「お尻から鮮血が出た」というお悩みで受診される方が多くいらっしゃいます。しかし、消化器内視鏡専門医としてお伝えしたいのは、「鮮やかな赤い血(鮮血)=痔」という思い込みが、一生の後悔につながる可能性があるということです。

なぜ痛みがない鮮血便こそ注意が必要なのか、そしてなぜ大腸内視鏡検査(大腸カメラ)で精密検査を受けることが推奨されるのか、その理由を詳しく解説します。

「鮮血」が出るのは痔だけではない

一般的に「黒い便は胃など上部消化管の病気、赤い便はお尻に近い場所の病気」と言われます。これは間違いではありませんが、問題は「お尻に近い場所」には肛門だけでなく、大腸の終着点である「直腸」や「S状結腸」が含まれるという点です。お尻は消化管の出口であるため、すべての出血が一見肛門出血のように見えてしまう、点には注意が必要です。

痔と大腸がんの出血は見分けがつかない

鮮血便が出る代表的な疾患は「裂肛(切れ痔)」や「内痔核(いぼ痔)」ですが、実は直腸がんやS状結腸がんも、便が患部をこする際に鮮やかな赤い出血を引き起こします。 これらは専門医が内視鏡で直接観察しない限り、見た目だけで判別することは不可能です。「鮮血だから痔に違いない」という自己判断は、非常にリスクが高いのです。

「痛くない」のが大腸がんの特徴

「痛くないから大腸がんではない」という考えは、消化器疾患においては通用しません。肛門の出口付近(切れ痔など)は神経が敏感で痛みますが、大腸の粘膜には痛みを感じる神経がありません。 つまり、がんが進行して腸が塞がりかけるまで、痛みが出ないケースがほとんどなのです。「痛くない鮮血便」こそ、大腸からの静かなSOSかもしれません。実際に大腸カメラでポリープを切除する際には痛みは感じません。

広島・八丁堀のビジネスパーソンが抱えるリスク

広島の経済の中心地である八丁堀周辺。ここで働く30代〜50代の世代には、大腸のリスクを高める要因がいくつか重なっています。

働き盛り世代を襲う「大腸がん」

現在、日本において大腸がんは女性の死因第1位、男性でも第2位(※部位別)となっており、特に40代から罹患率が急上昇します。八丁堀のオフィスで忙しく働く世代は、多少の体調不良を「仕事のストレス」や「疲れ」で片付けがちですが、血便は決して疲れで出るものではありません。逆に慢性的な大腸がんからの出血で貧血が起きている場合も日常診療でよく経験します。

食生活の乱れとデスクワーク

八丁堀周辺は飲食店も多く、接待や会食、あるいは手軽なファストフードで食事を済ませる機会も多いでしょう。高タンパク・高脂質な食事、そしてデスクワークによる運動不足は、便秘を招き、大腸ポリープが発生しやすい環境を作ってしまいます。大腸ポリープは大腸がんの主要な発ガンルートであることが明らかです。つまり大腸ポリープは大腸がんの卵です。

なぜ「八丁堀」での大腸検査が選ばれるのか?

「検査は受けたいけれど、仕事が忙しくて……」という方にこそ、八丁堀エリアでの受診をお勧めします。広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックは高度な内視鏡技術と利便性を兼ね備えた内視鏡専門クリニックです。

アクセスの良さと隙間時間の活用

広電「八丁堀」「立町」電停から徒歩圏内に位置しており、利便性や交通のアクセスが非常に高い点が特徴です。仕事の合間の初診受診や、仕事帰りの相談がしやすく、通院のハードルが低いのが特徴です。

最新の「苦しくない」内視鏡技術

広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックでは、「鎮静剤(静脈麻酔)」を使用した検査を導入しています。 「大腸カメラは痛くて辛い」というイメージは過去のものです。うとうとと眠っている間に10〜15分程度で検査が終わるため、体への負担が非常に少なく済みます。実際に受けた方の多くは「検査をしたことすら、気が付かなかった」という感想を持たれています。

日帰りポリープ切除という選択肢

検査中に将来がん化する恐れのある大腸ポリープが見つかった場合、その場で切除する「日帰り手術」に対応していることも当院の強みです。後日改めて手術を受ける必要がなく、一度の検査で「がんの芽」を摘み取ることができます。大腸カメラの準備の下剤は実際大変です。一度で全てが終わるメリットは計り知れません。

専門医からのメッセージ:一度の検査で得られる「安心」

血便があったとき、「がんだったらどうしよう」と不安に思うのは当然です。しかし、放置して不安を抱えたまま過ごすよりも、検査を受けて原因をはっきりさせることの方が、あなたの人生にとってプラスになります。

もし検査の結果、原因が「痔」だと分かれば、適切な軟膏や生活習慣のアドバイスで治療に専念できます。もし「大腸ポリープ」が見つかれば、その場で取ることで将来のがんを予防できます。

「あの時、八丁堀で検査を受けておいて良かった」 そう思える日が必ず来ます。

血便を「ただの痔」で終わらせないために

「鮮血便=痔」という思い込みは今日で終わりにしましょう。 広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックには、あなたの不安に寄り添い、苦痛の少ない検査を提供している専門医が複数揃っています。

一度きりの出血であっても、まずは当院の予約を取ることから始めてみてください。その一歩が、あなたの健やかな未来を守る大きな分岐点になるはずです。