2026.04.07
お尻の出血、放置していませんか?「痔だと思い込む」前に知っておきたい受診の境界線

目次
ペーパーに血がつく原因:多くは「お尻」のトラブル?
血便を主訴に消化器内科のクリニックを受診される方の症状のパターンはいくつかあります。そのうちトイレットペーパーにだけ鮮やかな赤い血がつく場合、出血点は肛門のすぐ近くにあることがほとんどです。通常正常な排便があり、その終わりに出血があるため、時間経過としても肛門からの出血が強く示唆されます。しかし肛門の内側にできる直腸がんは同じような出血パターンを呈することもあり、完全に問題のない症状とも言えません。
- 切れ痔(裂肛): 便が硬いときなどに肛門の皮膚が避け、ペーパーにピリッとした痛みとともに血がつきます。
- いぼ痔(内痔核): 肛門の内側の静脈が腫れ、排便時に擦れて出血します。痛みがないことも多いのが特徴です。
- 直腸炎・直腸がん: 肛門のすぐ奥にある直腸に炎症や腫瘍がある場合、便の最後に血が付着したり、拭いた際についたりします。
放置していい?受診すべき「境界線」チェックリスト
多くの人が迷う「受診のタイミング」。以下の境界線を参考にしてください。
様子を見ても良いケース
- 明らかな便秘の後で、一度だけペーパーにうっすら付いた。
- 排便時にピリッとした痛みと出血があり、その後すぐに出血が止まった。
- 以前から「痔」と診断されており、同じような症状である。
- 過去1年以内に大腸カメラを受けて大腸がんなどの病変がないと診断されている。
※ただし、これらに上記は当てはまっても大腸カメラの経験のない40歳以上の方は一度検査を推奨します。
すぐに受診すべき「境界線」
- 出血が繰り返される: 数日続く、あるいは一度止まっても数週間後にまた出る。または出血量が増えている場合。
- 便の色や形が変わった: 便が細くなった、最近下痢や便秘を繰り返す。
- 痛みがないのに血が出る: 「痛くないから安心」は間違いです。がんやポリープは痛みません。
- 粘り気のある血: 鼻水のような粘液に血が混じる(粘血便)場合は、潰瘍性大腸炎やクローン病などの腸の炎症性疾患や腫瘍のサインです。
広島・八丁堀周辺で相談するメリット
広島市の中心部、八丁堀に位置する広島八丁堀内科・胃腸内視鏡クリニックは血便外来を開設しています。血便は出血の量が多い場合はすぐの受診が必要ですが、なかなか時間が取れずに放置してしまうこともあります。仕事の間や帰宅途中、または市内中心部に用事があるついででも、すぐに受診できる環境を整えております。
「ペーパーに血がついたくらいで大げさかな?」とためらう必要はありません。消化器病専門医は毎日そのような悩みを伺っています。
- 指診(ししん): 医師が指で確認するだけで、痔なのか奥の病気なのか、ある程度の予測がつきます。
- 痛くない内視鏡: もし奥の異常が疑われても、当院は鎮静剤(麻酔)を使った「眠っている間の大腸カメラ」が可能です。。
大腸カメラで問題ない血便は安心できます
トイレットペーパーに血がつく原因の多くは痔ですが、「100%痔である」と言い切れるのは大腸カメラをした後だけです。
我々消化器内科の専門医が一番恐れるのは、患者さんが「痔だと思い込んで」大腸がんの発見を遅らせてしまうことです。一度でも血便で不安な気持ちを感じたら、勇気を出して一度当院の血便専門医外来で診察を受けてください。
「何でもなかった」という確認ができれば、それこそが一番の薬になります。


