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HIATAL HERNIA
食道裂孔ヘルニア
ABOUT
食道裂孔ヘルニアとは
食道裂孔ヘルニアは、横隔膜にある「食道裂孔」と呼ばれる穴から、胃の一部が胸部へ突出する状態を指します。その影響で胃の内容物の逆流を防ぐ下部食道括約筋がうまく機能せず、逆流性食道炎やバレット食道を引き起こすことでも知られています。特に、高齢者に多く見られますが、肥満や妊娠なども発症リスクを高める要因とされています。
SYMPTOMS
食道裂孔ヘルニアの症状
食道裂孔ヘルニアの主な症状には、胸やけ、呑酸、腹部膨満感などがあります。また、重症の場合には胸痛や呼吸困難を伴うこともあります。病型によって症状は異なり、滑脱型では逆流性食道炎に伴う症状が多く、傍食道型では胃の圧迫感が中心になります。
CAUSE
食道裂孔ヘルニアの原因
主な原因は、横隔膜の筋肉が弱くなることです。この筋力低下は加齢に伴い進行します。また、肥満、妊娠、腹部の圧力が増加する状態が発症に寄与します。遺伝的要因や胃酸逆流も関係があるとされています。
TREATMENT
食道裂孔ヘルニアの治療法
食道裂孔ヘルニアは基本的に治療の必要性はありませんが、胃酸の逆流症状が重度な場合は治療が検討されます。治療は、症状の重さによって異なります。
1. 生活習慣の改善
適切な体重管理、腹圧を上げる行動の回避(重い物を持つなど)。
2. 薬物治療
胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬)や制酸薬を使用します。
3. 手術
内視鏡を用いたヘルニアの修復手術(噴門形成術)が行われる場合があります。
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